読書 『ある被差別部落の歴史』 和泉国南王子村
何十年ぶりの再読かな・・・・
遠い、遠い以前、映画『橋のない川』を見て、強い衝撃を受けた。私はまだ、中学生だったかな。
日本の社会に、そうした差別を受けてきた人、差別を受けている人たちが大勢いる事を始めて知らされた映画だった。そして、私はそうした部落に関する、本や資料を勉強する事に興味を持ちました。その中の、一冊です。
そして歴史的資料でもある『ある被差別部落の歴史 和泉国南王子村』を読んだんだろう。本の中には、赤鉛筆でラインを引かれた所が多々あり、若い頃の自分に思い入れが伺える。
歴史の中に埋もれさせてしまわれたような言われなき差別を受けて来た人々、徳川の藩幕体制に於ける身分制度の最下層に置かれた人々、徳川の歴代の将軍の名を覚えるような歴史勉強よりも、穢村として差別され、ともすれば時代の片隅に追いやられ、人扱いをされなかった人々の事を考えて見る事の方が、歴史を学ぶ意義は有ると思わせてくれる資料的、一冊でした。
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