「景公、鳥を驚かす野人を誅せんと欲す、晏子諫む」 【鳥を驚かして逃げさせた野人を救い、景公に民生の重んずべきことを戒む】 景公が鳥を射っていると、里人は鳥を驚かして、逃がしてしまう。景公は怒って捕吏を向かわせ、逮捕して死刑にしようとする。 晏子曰く、 「この里人は君が狩りをしていることを知らなか... 続きをみる
古代中国史のブログ記事
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「景公、螢惑、虚を守って去らざるを異しむ、晏子諫む」 (螢惑=元の字は中の虫の字が火になっている。読みはケイワク。災禍や兵乱などの前兆を示すとされる星の名) 【星宿の変によって景公を諫めて、悪政を改めさせたことを記す】 (虚=斉国の分野の名称。分野とは、古代中国で全土を二十八の区分に分け、その区分... 続きをみる
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「景公、寒途に遊び、死屍を憂えず、晏子諫む」 (死屍の屍の字は日本語にない。本来はこの一字で死骸の事、肉の付いている骨を意味す る。憂えずも字が異なるが意味が同じなので憂えるとした。) 【景公が民の餓死を憐れまないことを戒む】 景公、公宮から寒途に出遊して、死骸の打ち続く窮状を見ても、... 続きをみる