日暮れて途遠し、それでも㋧どこまでも、いつまでも、山谷越え・・・

つぶやき、独り言❓【自分大好き人間】の好きな生き方、

「晏子春秋」 内編諌上第二 凡そ二十五章 第六

「景公、長徠を為り、これを美にせんと欲す、晏子諫む」


【人民の夫役を戒めて、長徠の役をやめしめる】


 景公、夫役を起こして長徠(ちょうらい、うてなの名?うてなって何?)を作り、美しく装飾を施そうとした。


 雨が降った日に、景公は晏子と席を同じにして、堂上で酒を飲み、音楽を演奏させた。酒宴もたけなわになった頃、歌を作って唄う、
「稲の穂が出たのに、♪ 秋風の為に落ちて収穫が出来ない ♬ 風雨が散らし、君が疲弊させる♪」


 晏子、歌を終わり、涙を流して、胸をはって舞を踊る。
景公、晏子に向かって踊りを止めさせて曰く、
「今日、晏子の言わんとすることがよく解った。私の罪だ。人民の夫役を止めさせ、長徠を作るのを止めにする。」




前章と同じで、晏子が人民が夫役に苦しむのを止めさせる為の気概がかんじられる。