劉邦は項羽を倒して漢王朝を樹立。その後,功臣でもあり「国士無双」とまで言われた韓信、また彭越らを粛清、まあ、呂后がしたとかにしても、漢の将来を考えた事での事だろう。 事実上の唐の建国者、李世民は玄武門で兄と弟を殺している。中国の歴史の中では、権力の座にある者、地位にある者が、兄弟姉妹、親、親族... 続きをみる
歴史のブログ記事
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『物語には、感動が無ければならない』 この物語を読むのは、五回目ほどだろうか、名作と呼んで充分。 前漢の文帝恒(こう)と、その皇后竇猗房(とうきぼう)の物語。花は開花するもの、また開くまで耐え、忍もの・・・ 中國史上の最高の明君のひとりとされる劉恒、劉邦の四男でありながら、消して恵まれた境遇に置... 続きをみる
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「人が 見事に生きるのは、 難しいことだ。」 この言葉、同じく宮城谷昌光さんの『楽毅』の冒頭に、楽毅自身の口から発せられる言葉。 秦滅亡から始まる,楚漢戦争。人を根絶やしにしたいかのような項羽、正義を伴う事の無い劉季との中国の人口を半減させた争い。 その中にあって、正義を求め、あえて滅びる事も... 続きをみる
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斉の宰相に晏嬰がいる! 第一話、物語のスタートが時は春秋時代、斉の景公の時、晋と燕の連合軍が斉を攻める。 時の斉の宰相は晏嬰で、連合軍撃退の為に晏嬰は大将軍に田穣租にするように進言。田穣租は軍令違反で景公の寵臣である荘買を軍令違反で処刑。 興味のない人には面白くもなんともない話だが、この話は確か... 続きをみる
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最近では珍しかったが、昨夜の爆音、暴走族らしきバイクが走り回っている。少し、暖かくなってくると湧いてくる? このガソリンの高騰している時期に、エネルギーの無駄使い。 ロシアがウクライナに進行して、戦争が起きている。砲弾やミサイルの着弾音でなく、直管のバイクのエンジン音なら平和なものだ。 ポ... 続きをみる
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👆呉王ではありません! 髪と眉毛が無いと年齢不詳だな・・ 「晏子、呉に使す、呉王拠る可く去る可きを問ふ、晏子対ふるに国の治乱を視るを以てす、」 【晏子が呉国に使いして、居るべき国と居るべからざる国との別を呉王に答う。】 晏子、呉王に謁見する。 呉王曰く、 「斉の子大夫殿(晏子のこと)、仕えるべき... 続きをみる
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「景公問ふ、国如何なれば則ち安しと謂ふかと、晏子対ふるに内は政を安ん自、外は義に帰するを以てす、」 【国が安らかであるとは、いかなることであるかを述べて、景公の問いに答う。】 景公、晏子に問うて曰く、 「国はどうすれば安泰といえるのか?」 晏子、答えて曰く、 「人民が自由に物を言うことができ、役人... 続きをみる
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「景公問ふ、賢不肖学ぶべきかと、晏子対ふるに勤勉をとなすを以てす、」 【生来の賢不肖よりも、努力の尊ぶべきことを述べて、景公の問いに答える】 景公、晏子に問うて曰く、 「人は生まれついて賢愚の差があるが、学問によって上達は可能か?」 晏子、答えて曰く、 「詩経にあるように、『高い山は人はこれを仰ぎ... 続きをみる
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「景公簾政にして長久なることを問ふ、晏子対ふるにその行は水なるを以てす、」 【水と石との比喩を以て人の行為を評して、景公の問いに答う。】 景公、晏子に問うて曰く、 「清く正しく、永遠性がある行いとは、いかなるものか?」 晏子、答えて曰く、 「その行いは水の如です、美しくて清々で、柔軟性に富んでいま... 続きをみる
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「景公問ふ、何を修めば則ち夫の先王の游ならんと、晏子対ふるに耕実を省するを以てす、」 (景公が観游に出でんとして、晏子になすべきことを問う。) 景公が観游に出でんとして、晏子になすべきことを問うて曰く、 「転附と朝舞(二つとも地名)を通り、海に沿って南下し、狼弥(ろうやで斉の東境の邑、ここでの狼弥... 続きをみる
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「景公問ふ、古の国にのぞむ者の人に任ずること如何、晏子対ふるに人の能を同じくせざることを以てす、」 【景公の問いに答えて、人を任用するには適材適所たるべきことを述ぶ。】 景公が晏子に尋ねて言うには、 「君主たるもの、人を任用するにはどうしたらいいのかな?」 晏子、答えて曰く、 「野菜を栽培しよう... 続きをみる
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「景公問ふ、明王の民を教ふること何若、晏子対ふるに先づ義を行ふことを以てす、」 (明王の民を教化する方策についての景公の問いに答える) 景公、晏子に尋ねて曰く、 「明王が国民に教える事には何があるかな?」 晏子、答えて曰く、 「その教え、号令を明確にして、率先して義を行う。苛酷に国民を使役せず、犯... 続きをみる
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「景公問ふ、善く国家を為る者は何如、晏子対ふるに賢あげ挙げ能を官にするを以てす、」 【景公に賢能の人を任用すべきことを説き、なお人を知る方を述ぶ。】 景公、晏子に尋ねて曰く、 「国に臨み、民を治めて善く国家を治める事の出来る者はどんな人か?」 晏子、答えて曰く、 「賢能の人をして国の政にあたらせ、... 続きをみる
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「景公問ふ、国を治むるには何かを患ふる、晏子対ふるに社鼠猛狗を以てす」 【国の政治の災禍ヲ成すものを、社鼠と猛狗の比喩をあげて述ぶ】 景公,晏子に問うて曰く、 「国を治めるには何を災禍として、心配すべきかな?」 晏子、答えて曰く、 「あの、社に住む、鼠を心配しています。」 景公、曰く、 「なんのこ... 続きをみる
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「荘公問ふ、当世を威して天下を服する時かと、晏子対ふるに行なることを以てす、」 【天下を服するは、時勢にあらずして徳行に拠ることを説く】 荘公、晏子に問うて曰く、 「勇力によって天下を制するのは、世の成り行きを思えば今か?」 晏子、答えて曰く、 「君の徳行が足りません。」 荘公、曰く 「何を言うん... 続きをみる
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「景公、勇士三人を養ふ、君臣の義なし、晏子諫む」 【晏子が勇力あって礼儀なき三勇者をしりぞけたことを記す】 公孫接、田開彊、古冶子(こうそんしょう、でんかいきょう、こやし)の三人の勇者は景公の寵愛を受けている。腕力は虎を素手で捕らえるほど。 晏子、三人の前を小走りに通り過ぎたが、三人は立ち上がら... 続きをみる
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「景公、人礼を以て走狗を葬らんと欲す、晏子諫む」 【景公が犬を厚く葬らんとしたことを諫めて、生きた人を憂うべきことを説く】 景公の猟に使う愛犬が死んだ。景公は犬を棺に納め、人に対する礼をもってするように葬儀をしようとした。 晏子,このことを聞いて景公を諫めようとすると、 景公、曰く、 「とるに... 続きをみる
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「景公、路寝の台成り、逢迂何合葬を願う、晏子諫めて許す、」 【景公の造った道寝が民の墓地を侵したことについて諫める】 公が路寝の台(政治の為の正殿)を作った。逢迂何(人の名、ほううか)は母が死んだので、父の墓に合葬しようと願ったが、父の墓所に路寝の台が建ってしまっていた。 逢迂何は晏子の馬車の... 続きをみる
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「景公、牛山に登り、国を去って死せんことを悲しむ、晏子諫む」 【景公は死して国を有すること能わざらんことを悲しみ、晏子これを諫む】 景公はある日、牛山に登って国や城を眺め、大いに涙を流して曰く、 「私の治める国はこんなにも雄大なのか、この国を捨てて死ぬ日が悲しい。」 楷孔、梁丘拠(二人の臣下の名)... 続きをみる
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「景公、封人の祝の不遜を怒る、晏子諫む」 (封人、ここでは邑人。祝は長寿をいわう。) 【景公を諫め、民心を得るべきことを述ぶ】 景公、麦丘(地名)に遊び、その邑人に聞いて曰く、 「いくつになるかな?」 邑人、答えて曰く、 「この邑の住人で八十五歳になります。」 景公曰く、 「めでたい、めでたい... 続きをみる
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「景公、酒を飲むこと七日、弦章(景公の臣)の言を納れず、晏子諫む」 【景公の飲酒を諫む】 景公は酒を、七日七夜、飲み続けて止めない。 弦章が景公に注意を促して言うには、 「君は、酒を七昼夜も飲み続けています。私が願うのは、酒を止めて頂き、私に死を賜りたい。」 晏子が心配して二人がいる部屋に入ってみ... 続きをみる
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「景公 酒を飲んで悪酔いし、三日たって起きてきた、晏子諫む」 【景公に節酒をすすめ、ひいて国政を説く】 景公は酒を好んで飲み、悪酔いして、三日たってようやく起きてきた。 晏嬰は景公に面会して曰く、 「君は、体を壊すほどに、酒が好きですか?」 景公、答えて言うには、 「そうだ!」 晏嬰は意見する、 ... 続きをみる
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「景公 酒を飲むこと酣(たけなわ)にして、諸大夫の礼をなすことなからんことを願う、晏子諫む」 【景公を諫めて、国を治めには礼が第一であることを説く】 景公(荘公の次の君主、荘公の弟)は、盛んに酒を飲んで言うことには、 「今日は、諸大夫の皆と、大いに酒を楽しみたいものだ。無礼講でいこう!」 ... 続きをみる
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自分なりに現代語訳してみるか、なんて。元本は中国古典新書「山田 琢」著 『晏子春秋』から、注釈がわかり易くて、読みやすい。 「荘公勇力に誇って、行儀を顧みず、晏子諫む」 【荘公が勇力を奮って義理を顧みないことを諫め、真の勇力はいかなるものであるかを説く】 荘公は勇力を頼みに誇って、品行と動議... 続きをみる